明日20日発売の特選小説10月号（綜合図書）に、短編「若菜」が掲載されます。源氏物語に登場する、光源氏の若き妻・女三宮の話をモチーフにした官能小説です。

源氏物語官能シリーズは、光源氏の義母・藤壺宮の「藤壺」と、六条御息所の「葵上」に続いて、第三弾が女三宮の「若菜」です。上司からすすめられる形で年の離れた妻と結婚した主人公は、妻に魅力を感じず浮気をしている。ところが、お嬢さんで未熟だと思っていた妻が、自分の部下と……そんなお話。

このシリーズは、源氏物語に登場する女性たちって、義母とか幼な妻とか未亡人とか弟の嫁さんとか、なんかこてこての官能小説の設定っぽいな！　よし、官能小説にしよう！　と思ってはじめました。

よろしくお願いします。

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来週火曜日9日発売です。新刊「まつりのあと」（光文社文庫）、京都が舞台の連作短編集です。

「小説宝石」に連載されたもので、２２冊目の単著になります。

舞台は平安神宮、帷子ノ辻、一条戻り橋、随心院、木屋町立誠シネマ、安井金毘羅宮です。よろしくお願いします。

本日発売の週刊新潮8/11.18特大号の「黒い報告書」に官能小説を書きました。

「黒い報告書」は実際の事件を元にした小説の人気ページです。声をかけていただいて、嬉しかったです。

私にしては珍しくダークな官能ですが、ぜひ、読んでください。