花房観音 -Hanabusa Kannon-

新刊情報

  • 『京に鬼の棲む里ありて』

    耽溺の夜を待ち望む、娘。女の香に惑乱する、僧侶。

    嫉妬に劣情、尽きぬ欲望。男女の生き様を炙り出す京都時代短編集。
    (解説・細谷正充)

    新潮文庫
    2024年8月28日/590円+税

  • 『果ての海』

    男が死んだ。女は整形し、北陸へ逃げた――。「逃げる女」の生き様を描く傑作サスペンス!

    階段の下で息絶えた男。愛人の鶴野圭子は、全てを捨てて逃げることを決めた。出会い系で知り合った元ホストの鈴木の伝手で整形し、美貌と偽名を携え福井の芦原(あわら)温泉へ。だが仲居やコンパニオンとして働く中で厄介な人間関係に巻き込まれ、頼りの鈴木も音信不通となった。東尋坊での自死が頭をよぎるが、圭子には生きて逃げ続けなくてはならない理由があり――。女の生き様を描く傑作サスペンス。

    新潮文庫
    2024年2月28日/税込737円

  • 『ヘイケイ日記』

    いつの時代も女の人生いとめんどくさ!



    40代。溢れ出る汗、乱れる呼吸、得体のしれない苛立ち……。心身の異変を飼い慣らしながら、それでも女を生きていく。いくつになろうが女たるもの、問題色々煩悩色々。綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか、死ぬまでにあと何回「する」のか、グレイヘアを受け入れられるか。更年期真っ盛りの著者が怒りと笑いに満ちた日々を綴る「女の本音」エッセイ。

    幻冬舎文庫
    2024年2月8日/税込869円

  • 『シニカケ日記』

    更年期だと思って不調をほったらかしてたら死にかけた!

    今のあなたは元気なのではなく、ただ、今は死んでないだけかもしれない。

    2022年5月、緊急搬送されICUへ。
    更年期だと思って不調をほったらかしていたら死にかけた!
    生と死の狭間を漂い、気づいたことなどを綴る病気エッセイ集。

    幻冬舎
    2023年11月22日/税込み1650円

  • 『美人祈願』

    神様、あの人と結ばれますように――

    神様、あの人と結ばれますように――

    願いを込めて京都の神社を訪れる男女の出会いと、情愛の行方を艶やかな筆致で描く、官能連作短編集。

    実業之日本社文庫
    2023年6月5日/759円(税込)

  • 『女の旅』

    ただ、男が必要だ。愛や恋などではなく。


    小説家、五十歳、人妻。
    女ひとり、性と死と生を巡る旅に出る。

    大洋図書
    2023年3月17日/2200円(税込)

  • 『京都に女王と呼ばれた作家がいた』

    謎多きミステリの女王の一生



    1996年9月5日、日本で最も本が売れた年、
    帝国ホテルのスイートルームで執筆中に亡くなった作家・山村美紗。
    その謎多き生涯を追ったノンフィクション。
    影の存在であった、美紗の夫・巍が口を開く――。
    解説は巍の妻・山村祥。

    幻冬舎文庫
    2022年9月8日/737円(税込み)

  • 『鬼の家』

    人は寂しいと、鬼になる――。

    人は寂しいと鬼になる——


    古都の桜屋敷に囚われた一族の、孤独と不幸の物語

     桜子の名前にちなんでその屋敷は建てられた。千本通のすぐ近く、桜の古樹が佇む空き地の前に。しかし、かつてこの地には人喰いの鬼がいたという。そんな伝説をなぞるように奇妙な男女が現れて、平穏で退屈な屋敷の日々は狂いだす——心を蝕む欲望の恐ろしさを捉えた妖美な連作怪奇譚。

    コスミック文庫
    2022年7月17日/税込693円

  • 『ルポ池袋アンダーワールド』

    魔都東京、異形の街で見た女、死、怪

    SDGsと再開発の裏で起きる怪異と殺人事件。
    路上の闇に立つ娼婦と異常性愛者たち。
    ここは暗黒街か、それとも黄泉の国か。
    気鋭の作家ふたりが紡ぐ妖しくも猥褻な実話集。

    中村淳彦さんとの共著です。

    大洋図書
    2022年5月20日/1650円(税込)

  • 『ごりょうの森』

    私を、抱いて

    平将門、菅原道真、崇徳天皇、井上内親王……古くから語り継がれ、恐れられてきた日本の「怨霊」をモチーフに、現代に生きる男女の情愛の行方を艶やかな筆致で描く官能短編集。

    実業之日本社文庫
    2022年4月8日/759円(税込み)

  • 『すきもの』

    セックスしないと、私は生きていけないのです

    女は愛した男を殺し、その局部を切断して逃亡した――。
    女性器を持って生まれた者たちの苦悩を描く、
    書き下ろし長編「令和の阿部定」

    コスミック出版
    2022年1月17日/1980円(税込)

  • 『わたつみ』

    「性」と「生」にしがみつく 女の生き様


    海を臨む片田舎。京子は映画制作という職を失い、その憎しみの故郷に帰ってきた。シングルマザー、主婦、サブカル女etc.……町に暮らす女たちは、様々な男と交わり、田舎の人間関係は地獄の様相を見せる。

    コスミック文庫
    2021年12月16日/748円(税込)

  • 『ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン』

    いつの時代も女の人生、いとめんどくさ。

     

    諸行無常の更年期。花房観音、盛者必衰の理を知る。
    とはいえ花の命はしぶといもので生理が終われど女が終わるわけじゃなし。
    五十路直前、滅びるか滅びないかは己次第。

    幻冬舎
    2021年11月25日/1650円(税込)

  • 『鳥辺野心中』

    せんせぇ、好きやで

    舞台は京都東山、転ぶと三年以内に死ぬ坂。
    流されて生きる男と、どうしても子どもが欲しい女、
    男がいないと生きていけない女。
    さまざまな欲望と執着が、坂で交差する。

    コスミック文庫
    2021年11月17日/693円(税込)

  • 『果ての海』

    その女の真実の姿を、誰も知らない。



    男に依存し支配された人生は、男の死によりある日突然終わりを告げる。
    名前も顔も変え年齢を偽った女の逃げた先は、北陸の温泉街。
    女はそこで、新しい人生を送ろうとするが――。

    新潮社
    2021年8月31日/1925円(税込)

  • 『色仏』

    官能と芸道のはざまで揺れる男と女の業

    江戸末期の京都。僧になるため上京した烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める……著者初の時代小説。
    (解説・雨宮由希夫)

    文春文庫
    2021年7月7日/803円(税込み)

  • 『うかれ女島』

    「売春島」×「復讐」衝撃のサスペンス――

    「お前の母親は淫売や」――大和が小学生の時、娼婦だった母親は飛田新地から売春島に渡った。以来、絶縁し二十年。その母が、島の裏の入り江で溺死体となって発見される。母が遺したメモには、「会わなければならない」と、四人の女の名前が書かれていた。

    新潮文庫
    2020年12月23日/670円+税

  • 『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』

    京都で人が殺されていないところはない



    京都に住み、京都の女を描き続ける花房観音が描く、
    京都に住み、京都を描き続けた、山村美紗の生涯。
    今ではあたりまえの、ミステリアスな京都の町の面持ちは、山村美紗の小説とドラマ化された作品からきていると言っても過言ではありません。

    西日本出版社
    2020年7月14日/1500円+税

  • 『秘めゆり』

    私と夫、どっちが気持ちいい?


    男と女、女と女の秘める恋。

    万葉集から岡本かの子まで、恋の和歌を題材にとった、抒情とエロスに満ちた、性愛短編集。

    「からみつくような情念は、まさに著者の真骨頂」――及川眠子(作詞家)解説より

    実業之日本社文庫
    2020年6月5日/680円+税

  • 『愛の宿』

    もしも、あの夜、あのホテルに泊まらなければ――

    もしも、あの夜、あもホテルに泊まらなければ、私たちはどうなっていたでしょうね。

    京都の繁華街にひっそりとたたずむラブホテルで、女の死体が発見された。
    ある夜、偶然泊まり合わせた男女の性愛の営みを、官能と情念の名手が描き出す短編集。

    文春文庫
    2020年4月8日/700円+税

前へ

次へ

仕事情報

一覧を見る

ブログ

一覧を見る