千海博美さんの個展に行ってきた
京都茶山のprinzで開催中の千海博美さんの個展に行ってまいりました。
千海さんは、拙著「楽園」の挿画を担当してくださった方です。
会場には、「女の庭」「偽りの森」の挿画を描いてくださった西村オコさんもいらしてました。
千海さんの作品は、版画です。彫った木に直接色をつけるそうで、実は「楽園」のあの女の肌って、着色していない木の色そのまんまなのです。
西村オコさんのイラストは、いつも色が綺麗だと見惚れます。日本の古い「和」の美しい色です。
私は、自分の本の装丁は、今までのもの、全て気に入って大満足しているし、いろんな方から、「装丁、綺麗ですね」と褒めていただけます。
本屋さんで面置き(表紙が見えるように置かれていること)されていると、目につきますもんね。
装幀って、人間でいうと顔だから、すごく重要。
おふたりと直接お会いして、あらためて「本」というのは自分ひとりでつくっているんじゃないなと実感しました。
私が文章を書き、編集さんが「作品」にするためにアドバイスをくれて、装幀、挿画、出版社の営業さん、書店員さん、様々な方が関わってくださっています。
千海さんの個展は、今月30日まで開催されていますので、ぜひどうぞ。
作品がプリントされたグッズの販売もしています。(「楽園」の下に敷かれているのはハンカチ)
2014年9月21日
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