比叡山でまったりと
写真は泊まったホテルの部屋と、夕食についてきたチーズ等。
私にしては贅沢したなーと思ったんだけど、交通費がほとんどかかってないので(無料送迎バスが京阪三条から出てるから)、これぐらいはいいですよね。
貧乏性で困っちゃう。
衝動的に比叡山に行った・不思議な話(後編)
と、いうことで、24日、私はバスにゆられて比叡山に行きました。
夜中はびびっていたんですが、朝方になると開き直ったというか、なんというか。
知人に言われたんですが、「恨みとかで呼ばれてるんじゃないだろう」と。うん、そうですよね。
何か伝えたいものがあるんだとしたら、それを受け止めるのもバスガイド作家の縁だなと思って参りました。
ホテルは素敵なホテルでした。仕事でお客さんを迎えたりしたことはあるんだけど、泊まるのは初めて。
こういう、女ひとりでお手頃価格で泊まれるホテルが増えるといいなぁ。街中のビジネスじゃなくて、リゾートっぽい場所で。
チェックインしてから、まず比叡山の東塔へ行きました。
バスで向かう途中、慰霊碑を探して確認しながら。
根本中堂でお参りしたあとに、またバスに乗り、ホテルに向かいます。
慰霊碑と供養塔なんですが、ドライブウェイ沿いにあり、ここは歩行者禁止なのです。
本当は歩いてそこまで行きたかったんだけど、近くに道も見当たらないし断念して、バスの中から手を合わせました。
そしたら、供養塔には新しい花が供えてありました。
何かの記事で、事故を起こした全但バスの関係者は、毎年、その日には訪れて花を供えていると読んだことがあるんですが、56年たった今でも、それは続けられているんでしょうね。
当時の関係者はおそらくもう残ってる人はいないんでしょうけれど……。
ホテルに戻り、一休みして、夕食は眺めのいいレストランでフレンチです。
ワインが美味しい。至福。
そして部屋に戻り、お風呂に入り、資料を読んでノートを広げて仕事します。(これが本来の目的だったし)
もともと私は熟睡できなくて、普段から少し寝て目を覚ますのを繰り返しているのですが、今日もそんな感じで、23時頃に寝て、2時に目が覚めました。
目が覚めたら、窓の外の夜景をぼーっと眺めたりしてました。朝方、薄らと明るくなった空を眺めるために窓をあけると、虫の声が音楽のようだった。
結局、心霊現象的なものは何もありませんでした。
いたんかもしれんけど、例によって例の如く、私は何も感じないので。
翌朝はチェックアウトしてバスで、今度は東塔まで行かず、手前の無動寺というバス停で降りました。
ここに、慰霊碑と供養塔があります。
供養塔はおそらく全但バスによるもので、慰霊碑は「行者」とありましたから、延暦寺の方のものなのでしょう。
どちらにも手を合わせて、そこから少し山道を歩いてケーブルで大津坂本経由で帰宅しました。
ゆっくり静養&仕事のつもりが、思いがけぬ怪談取材のようになってしまったけど、何も起こらなくて。
怪談には、ならない話です。
でも、まあ、手を合わせられたからいいかと思いました。
このことは、どこかに機会あれば書きます。
おそらく、私が呼ばれたのは、そのためでしょうし。
それが何を意味することなのかは、わからないけれど、たたただ、忘れられたくない人がいたのかもしれません。