花房観音 -Hanabusa Kannon-

5/25 「京都 恋地獄」(角川文庫)発売

5/25に「京都 恋地獄」(角川文庫)が発売になります。

2013年に刊行された「恋地獄」を改題したものです。

 

京都の夏を舞台にした、情念の物語です。

東京から京都に移り住んだ女流作家は、怪談を書くことになり、京都に住む、死者が見える「墓守娘」に会いにいく。そこで彼女の話を聴くうちに、作家自身の過去の恋愛が蘇る。

かつて死ぬほど愛した、妻子ある男との恋の記憶が――。

 

 

解説はAV監督の二村ヒトシさんです。

単行本が出たときから、もしも文庫化されたら二村さんに頼もうと考えていたので、引き受けていただいてよかった。

二村さんは、私が小説家になる前、ブログ書いてた頃からの知り合いで、まともに小説を書いていなかった頃から、励ましてもらっていた時期がありました。

いつのまにか私は無事に小説家になり結婚もし、二村さんは相変らずAVを撮りつつ恋愛を語る人になってベストセラーなんか出しちゃって、あの頃とは随分と状況は変わりましたね。

この前、二村さんの新刊の対談本を読んでみたけど、なんだかずいぶんと遠い人になったなと思いました。

相変らず理屈ほざいてんなとか思ったけど、まあ、元気そうで、相変わらず現場では撮影しながらオナニーしてるみたいだから、よかったよ。

AVはずっと撮り続けて欲しいな。本が売れるのは憎たらしいけど。(嫉妬)

 

とりあえず、解説を引き受けていただいて、ありがとうございます。

 

2016年5月16日
仕事情報

「闇の中の自由という光」

松沢呉一さんの「闇の女たち」(新潮文庫)の書評、「闇の中の自由という光」WEBでも読めます。

増刷かかったそうで、おめでとうございます。

2016年5月16日
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