バレンタインデーに発売の月刊ジェイ・ノベル３月号（実業之日本社）に、「好色入道」の第５回目が掲載されております。
京都市長選出馬会見をおえた澄田龍平の元に、秀建の紹介で次々と選挙のプロたちが送り込まれる。
一方、元女子アナのジャーナリスト純子は、ある女に会うが……。
この前、母親から電話があって、「あんた、最後は秀建さんをええ人にして終わらせなあかんで」とか言うので、「そんなことしたら全て台無しやないかいな」と叱りました。
WEB小説中公（中央公論新社）にて新連載「わたつみ」はじまりました。
舞台は日本海側の海辺の何もない町。そこのかまぼこ工場で働く女たちの物語です。
主人公は東京から故郷であるその町に戻ってきた女・今日子。
タイトルの「わたつみ」は、海神「綿津見」でもあり、「私の罪」という意味もあります。
長編小説では、はじめて京都以外の場所を舞台にします。
購入方法は以下のリンクを参照してください。一部の書店では紙の冊子で購入できます。
だいたい毎月１０日頃の発売になるそうです。
https://www.chuko.co.jp/websyousetsu.html
京都は私にとって、好きで「愛」がある街です。
でも故郷は違う。ねじれた愛と共に、憎しみがあります。
けれど切っても切っても切れない、離れられない場所です。
そんなふるさとを、はじめて書きます。
