8/8 黒岩重吾「西成山王ホテル」解説
黒岩重吾の復刻された「西成山王ホテル」(ちくま文庫)の解説を書きました。
黒岩重吾といえば、古代史ものしか今までふれてこなかったのですが、この解説がきっかけで、黒岩重吾の原点ともいえる一連の「飛田もの」を、このところずっと読んでいたのです。
暗くて、不幸で、陰鬱な世界です。
だけど、覚えがある、懐かしい世界。
私が西成に通い出したのは、最近です。
でも、あの周辺は、大阪では一番好きな場所かもしれない。
昭和三十年代、売防法が施行された頃、黒岩重吾はここに住んでいました。
失われた日本の光景でもあります。
よろしくお願いします。
2018年8月12日
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