「追悼の文学史」
作家の、その死を悼む「追悼文」を集めた本。
中でも三島由紀夫の死については、誰もが混乱しているのがよくわかる。
同じ自死でも、川端康成とはまったく「死」が与えたものが違ったのだということも。
無意識だったんですけど、これ読み終えた日は、三島が亡くなった憂国忌だった。
2013年11月30日
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作家の、その死を悼む「追悼文」を集めた本。
中でも三島由紀夫の死については、誰もが混乱しているのがよくわかる。
同じ自死でも、川端康成とはまったく「死」が与えたものが違ったのだということも。
無意識だったんですけど、これ読み終えた日は、三島が亡くなった憂国忌だった。
親に愛されない子供が、自らの家族をつくるために、他の家族を喰い殺し、孤独に自死を選ぶまでのルポ。
人間関係図、年表、登場人物の説明などがついてるので、すごくわかりやすいです。
北九州連続監禁事件と、やり口は似てるけど、動機というか、印象はだいぶ違う。
どちらの事件も怖いけれど、こちらのほうが、哀しい。
タイトル通り、この本のテーマは「家族」です。