くまなき月の渡るに似たるとて……
すごかったですね、台風。
京都は今までにない雨と風で、朝になっても眠れませんでした。
特別警報が出されましたからね。
眠れなかったのは、渡月橋が気になってしょうがなかったからです。
流されそうな勢いで、もう、どうしようって、心配でしょうがなかった。
私たちにはとてもなじみの深い橋です。
渡月橋という名前は亀山天皇が「くまなき月の渡るに似たるとて」つけたと言われています。
嵐山のシンボルのひとつでもあるのが、この渡月橋。
ところで渡月橋がかかる川ですが、この橋を境に名前が変わるのです。
渡月橋より下流は「桂川」、上流が「大堰川」、さらにその上流は保津川になります。
桂川は大山崎町で鴨川や木津川などと合流して、淀川になり、大阪湾へと流れていくのです。
桓武天皇が都をこの地に定めたのは、この「淀川水系」と言われる川の流れを利用する目的もあったそうですよ。
2013年9月16日
ブログ