ふるさと怪談 in 大阪、ご来場ありがとうございました!
ふるさと怪談 in 大阪、ご来場ありがとうございました!
今回は予約が早い段階でいっぱいになっていましたが、ホントにお寺の本堂が足の踏み場もないぐらいたくさんのお客さんがいらっしゃってました。
冒頭では東雅夫さんと、ふるさと怪談事務局、ライターの門賀美央子さんによる、アメリカ怪談道中の報告。
(田辺青蛙さん、円城塔さんと共に、米国でのイベント等にこの夏、出席されていました)
第一部は、有栖川有栖さん、牧野修さん、東雅夫さんの大阪怪談談義。
すごく面白かったです。そして大阪は怪談がないという話にもなったんですが、官能の舞台にもなりにくいんですよね……大阪って。
有栖川さんが「京都は幻想の街だから怪談が成立する」というようなことをおっしゃって、そうだなっ思いました。
第二部は、上記のメンバーに、怪談社の紗那さん、紙舞さん、朱雀門出さん、三輪チサさん、私が加わり、怪談語り。
お寺の本堂で仏様をバックにして怪談を語るのは雰囲気がありますね。
話の上手い人が多いので、怪談会とはいえ笑いも多く楽しかったです。
怪談社さんが関わるイベントは、この笑いと恐怖の緩急が上手いなといつも思います。
それは文章にも現れてて、怪談社の書記の伊計翼さんのちょっとしたエッセイ風の短い文章とか、すごくユーモアがあるんですよね。
でも作家さんて、ホントにお話の上手い人が多い。
朱雀門さん、三輪さんの語りの上手さは言うに及ばずですが、有栖川さんも牧野さんも面白くて、もっとフリートークを聞いてみたかったです。
あと東雅夫さんはお話も上手ですが、いつもその声の良さにほれぼれします。
深みと艶のある声です。
それにしてもイベントの集客で皆が難儀する大阪で、これだけたくさんの人が集まったというのは、あらためて怪談は愛好家が多いなと思いました。
怪談小説のほうも、もっとたくさんの人に読まれるといいな。