安珍と清姫の鐘
さて、こちらは京都洛北の妙満寺というお寺です。
向こうに見えるのは、比叡山。
こちらには和歌山の道成寺にかつてあった、安珍と清姫の鐘があります。
恋に狂い蛇となった清姫に焼き殺された安珍のお話は、歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」の題材にもなっています。
今年の春、小説すばる6月号に、現代の京都、妙満寺を舞台に、安珍と清姫の話を元にして、「甘美な性愛の地獄」の物語を書きました。
タイトルは「蛇女」。
短編の中では、一番、気に入っている話かも。
2013年11月11日
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