ひとくち八つ橋「こたべ」
こんなニュースを見つけました。ひとくち八つ橋、「おたべ」ならぬ「こたべ」。
京都のお土産といえば、八つ橋です。
昔はアンコだけだったんですが、今はバナナやらチョコやらラムネやら、あと季節限定で栗やら芋やら桜やら、次々といろんな味が登場しています。
八つ橋の由来については諸説あるんですけど、大まかには伊勢物語から来ているという説と、琴の名手・八橋検校ゆかりだという二説です。
八橋検校にちなんで「琴」の形に似たお菓子がつくられたとか。
でもこれは、固いほうの八つ橋ですよね。今、お土産として主に買われている生八つ橋は琴には似ていません。
京都に住んでいるとあちこちで八つ橋を目にするので珍しくもないし、あえて買って食べようとは思いませんが、東京などに持っていくと思いのほか喜ばれたりします。
今は5個で250円の「マイおやつ」にできそうな八つ橋の種類も増えました。値段も安くてたくさん入っているので、修学旅行生たちはみんな買っていきます。
上記のニュースの見たんですが、この「こたべ」、パッケージが季節感あってすごくかわいい。
それにミニサイズのお土産って、結構需要がありますよね。学校の先輩に個人的に……とか。
八つ橋もいろんな会社から出ています。「聖護院八つ橋」「夕子」「おたべ」とか。
ちなみに「夕子」は、水上勉さんの「五番町夕霧楼」のヒロインの名前からとられたとか。
八つ橋パフェとか、八つ橋シュークリーム、八つ橋ソフトクリームなんかもあります。
お土産物屋さんに行くと、いろんな味の八つ橋が試食できます。
前に、修学旅行の最後に、私が「修学旅行で一番楽しかったところはどこですかー」と聞くと、ある小学生の男の子がすごい勢いで手をあげて「清水寺!」と言ったんですね。
なんで清水寺? と聞くと、その男の子の答えが「八つ橋食べ放題だったから!」と……。
それは清水寺の参道の土産物屋さんの試食やん! と思いながら、笑ってしまいました。