花房観音 -Hanabusa Kannon-

10/21 「特選小説」「小説宝石」「小説新潮」

明日21日発売の特選小説12月号(綜合図書)に、短編「夕顔」が掲載されます。源氏物語がモチーフの官能シリーズ第五弾です。

秋の京都で男が載ったタクシーの運転手は元バスガイドだった……そんなお話です。舞台は長岡京・光明寺。

 

同じく明日21発売の小説宝石11月号(光文社)に、京都ミステリーシリーズの最終回「無常の女」の後編が掲載されます。霊山にて発見された女の死体から、様々な謎が解き明かされていきます。

 

またまた同じく21日発売「小説新潮11月号」(新潮社)は、エロティック特集。政治学者の原武史先生との対談と、短編「桜の里」が掲載されます。
「桜の里」は、坂口安吾の「桜の森の満開の下」を題材にした官能文豪シリーズの新作です。

 原武史先生との対談は、天皇家と性の話から入り……様々な角度から、性の話をしています。私もこういう視点から、話したことはなかったなーという話題もちょくちょくあり、面白かったです。タブー視されて、あまり語られない、でも、重要なセックス話。

 原先生との対談、そして、今月27日発売の「波」で、官能ライターでイラストレーターのいしいのりえさんが書いてくれた「くちびる遊び」の書評を読んで、「セックスを書き続ける」ということについて、改めていろいろ考えている今日この頃。

 セックスを書き続けることは、風当りも強いし、報われないし……と、モチベーションが下がりそうになることもしばしば。私が普通の小説書いてりゃ、穢いものを見るような視線を浴びたり、こんな露骨に見下した扱いされないよな……ということもたまにある。

 

でも、それでも、セックスほど面白いものはない。

2017年10月20日
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9/15 yomyomに「愛しの舞姫」

9/15配信開始の新潮社の文芸誌「yomyom」vol.46に、短編「愛しの舞姫」が掲載されています。

森鴎外の「舞姫」を元に、現代を舞台にした話です。

こちらは近代文学の文豪の名作を官能小説にした官能文豪シリーズの最新作です。

「愛しの舞姫」は、昔、教科書で森鴎外の「舞姫」を読んだときに、なんかすごくもやもやしたのですが、そのもやもやを形にしたものです。

よろしくお願いします。

2017年9月15日
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9/15 新刊「鬼の家」(角川書店)

9/15に新刊「鬼の家」(角川書店)発売です。

 

京都のあるお屋敷が舞台の明治~平成にかけての物語、連作短編集です。

怪談文芸誌「冥」(現在は休刊)、小説野性時代に書いたものを修正し、書下ろしを加えたものです。

ホラーです。

装画はまいまい堂さん、装幀は大原由衣さん。

今回も綺麗な本になりました。ありがとうございます。

よろしくお願いします。

2017年9月10日
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