堀川中立売
今日、たまたま通りかかりました。
堀川中立売にかかる橋。
こちらを舞台にした「堀川中立売」という映画があります。
監督は柴田剛さん。インタビューもさせていただきました。
ちょっと変わった視点で京都という街を描いた内容です。
柴田剛監督の「おそいひと」も好きな作品です。
電動車椅子に乗る身障者の連続殺人鬼のお話。
全編モノクロの画面と音楽がすごくあってて、美しい映画です。
賛否両論の内容ですが、私は好きです。
今日、たまたま通りかかりました。
堀川中立売にかかる橋。
こちらを舞台にした「堀川中立売」という映画があります。
監督は柴田剛さん。インタビューもさせていただきました。
ちょっと変わった視点で京都という街を描いた内容です。
柴田剛監督の「おそいひと」も好きな作品です。
電動車椅子に乗る身障者の連続殺人鬼のお話。
全編モノクロの画面と音楽がすごくあってて、美しい映画です。
賛否両論の内容ですが、私は好きです。
怪談読むのは好きだし、自分でも書いてるし、心霊スポットとかいったりもするぐらい、私は怖い話が好きです。
ちなみに自分自身は何も感じないし、幽霊を視たこともありません。
子供の頃は怖がりだったはずなのに、今は、怖い本を読んでも怖い話を聞いても、ほとんど怖がることはなくなりました。
おもしろいなーと思って読んではいるけれど、夜中にトイレに行けなくなるようなことは滅多にありません。
そんな私が、読んでる最中も読み終わったあともずっと怖かった本が、「残穢」です。
山本周五郎賞を受賞したこちらの作品は、わが身にもふりかかってくるかもしれない、そして解決のしようがない「恐怖」の物語です。
そして、これはノンフィクションなのか、フィクションなのか? と心をかき乱されながら最後まで読者を引っ張っていきます。
東雅夫さん、平山夢明さん、福澤徹三さんなど、私もお会いしたことがある実在の方たちが登場されるんですもの……。
昨夜、再読したんですけど、夜の我が家の暗い廊下の闇があんなに不気味だったことはあんまりないです。
「恐怖」という快感を、久々に味わいました。
何度も何度も繰り返し読んだ本です。
脚本家・大石静さんの処女小説「愛才」。
夫以外の男を愛してしまう主人公。その男はエキセントリックな元人気俳優。
妻は夫に自分の恋愛を話している。
すでに夫婦は男と女としての恋愛期間は終わり、仲の良いパートナー、家族となっているので、それぞれが婚外恋愛を楽しむような関係だった。
女は元売れない女優で、若くして癌のために道を断念する。けれど脚本家として次第に売れっ子となっていく。
それにつれて、女と恋人の関係も、夫を巻き込み変化していく……。
久しぶりに読みました。小説家になって、結婚してからの再読ははじめてです。
主人公が脚本家として売れて腹をくくり「命を削って」仕事をするようになってからの恋人と夫への目線が、こわい。
主人公の世間からは外れてはいるけれど、刹那的でまさに「命がけ」の生き方がとても切なく、また物を書く人間がまわりに向ける残酷な視点と行動に、最初に読んだときから「物を書くことを仕事にするのは、恐ろしいことだ」と思いました。
けれど、これを読んだ時に、私は主人公のように「物書きとして生きていく」ことに焦がれたのです。
ある種の人たちには常識を逸脱して理解できない話なのかもしれません。
でもこの主人公の「命がけ」の生き方の美しさに、何度も泣きながら読みました。