祇園祭でコンチキチン
2014年7月17日
ブログ
先日、白石加代子さんのライフワークでもある百物語の最終話の公演に行ってまいりました。
三島由紀夫の「橋づくし」と泉鏡花の「天守物語」
こうして日本文学を「声」で聴くと、日本語の美しさがしみじみと心にしみわたります。
7/17発売の小説すばる8月号(集英社)に、短編「懸想文」が掲載されております。
「懸想文」とは、ラブレターのことです。
京都の須賀神社にて節分の日に売られています。
綺麗な言葉なので、いつか小説のタイトルにしようと思っていました。
今回は、もう若くない男女がお互い惹かれあっているのに踏み出せない……そんなもどかしさを描きました。
年を取るほどに傷つくのが怖くなって、失うものも多くなって……だから、簡単にセックスできない。
そんなこともあると、最近、よく考えます。