花房観音 -Hanabusa Kannon-

9/22 オール讀物10月号に短編掲載

 9/22発売のオール讀物10月号(文藝春秋)に、短編「姫仏」が掲載されております。

 

 初の、時代もの(?)です。

 舞台は徳川泰平の江戸時代の京都。

 北近江の十一面観音に魅せられた仏師を志す青年が主人公です。

 僧になるため京の都やってきた青年は、ある女との出会いにより観音像を彫るために仏の道を捨てるのだが、食うために彼が生業にしたのは……。

 

 

 小説家になる前から、書きたかった題材です。ペンネームにしてるぐらいだし、観音像好きなんですよ。

 本文中も、やたらと「観音」と出てくるのが、ちょっと恥ずかしいのですが……。

 この号は、桜木紫乃vs壇蜜対談も載っています。

 よろしくお願いします。

 

2014年9月21日
仕事情報

千海博美さんの個展に行ってきた

京都茶山のprinzで開催中の千海博美さんの個展に行ってまいりました。

千海さんは、拙著「楽園」の挿画を担当してくださった方です。

会場には、「女の庭」「偽りの森」の挿画を描いてくださった西村オコさんもいらしてました。

 

千海さんの作品は、版画です。彫った木に直接色をつけるそうで、実は「楽園」のあの女の肌って、着色していない木の色そのまんまなのです。

西村オコさんのイラストは、いつも色が綺麗だと見惚れます。日本の古い「和」の美しい色です。

私は、自分の本の装丁は、今までのもの、全て気に入って大満足しているし、いろんな方から、「装丁、綺麗ですね」と褒めていただけます。

本屋さんで面置き(表紙が見えるように置かれていること)されていると、目につきますもんね。

装幀って、人間でいうと顔だから、すごく重要。

 

おふたりと直接お会いして、あらためて「本」というのは自分ひとりでつくっているんじゃないなと実感しました。

私が文章を書き、編集さんが「作品」にするためにアドバイスをくれて、装幀、挿画、出版社の営業さん、書店員さん、様々な方が関わってくださっています。

 

千海さんの個展は、今月30日まで開催されていますので、ぜひどうぞ。imageimage

作品がプリントされたグッズの販売もしています。(「楽園」の下に敷かれているのはハンカチ)

 

 

 

千海博美さんのHP

 

西村オコさんのHP

 

2014年9月21日
ブログ

えでん

image 五条会館で、柴田剛監督が撮った「あら恋」の映像にあてられて、まっすぐ帰る気になれなくて、ちかくの「えでん」という、さっこさんのお店に行った。

さっこさんのごはん、美味しい。

2014年9月20日
ブログ

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