花房観音 -Hanabusa Kannon-

源氏香

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昨年、出町桝形商店街の井上呉服店(ご主人がなかなか男前です)にて、着付けを習いました。

とはいえ、それからほとんど着ていないんで、きちんと着られるかは微妙ですが……。

着付けを習おうとした動機は、京都だと安くて着物が手に入る機会が多いので、着てみようと思ったのと、小説で和服の女を脱がしたりなんやしたりする時の描写が上達するためです。

それにパーティとかでお見かけする、官能作家の藍川京さんが、いつも素敵なんですよね。和服美人。藍川先生の場合、体型も和服にぴったりだというのもあるけど、とても優雅。

 

京都には「きものパスポート」というのがあって、いろんな特典を受けられるんです。

せっかく京都に住んでるんだから、利用しないと損かなと。

 

とはいえ、着物はやはり手間もかかるし夏は暑いし面倒なことが多いので、滅多に着ないです。

浴衣も今年の夏は一度も着ていない。

 

写真は、唯一持ってる正絹の訪問着です。

柄は源氏香。源氏物語にちなんで五十四種類の組み合わせの柄がちりばめられています。

女の作家だから、紫式部、源氏物語にちなんでいいんじゃないかということで、つくりました。

 

この着物を着て、今月アタマに神戸へ参りました。

何をしにいったかというと……テレビ局です。(続く)

2013年10月13日
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10/18  新刊「恋地獄」発売

恋地獄

 

幽霊でもいいから、あなたに会いたい――。

 

 

お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません(村西とおる監督風に)

誰も待ってないかもしれません……。

 

10/18(金)新刊「恋地獄」、メディアファクトリー/KADOKAWA 「幽」BOOKSより発売です。

これややこしいですが、メディアファクトリーさん、角川書店さん、数社が10/1に合併して「KADOKAWA」になったんですよ。

もともとは愛読している怪談文芸誌「幽」からお話をいただいた怪談本です。

 

ただ、怪談といっても、恋愛小説です。

肉体が滅んでも尚残る、情念―ーそれは幽霊であり、形のない『恋愛』でもあり。

男と女の未練と執着という、どうしようもない感情を「怪談」という形をとって描いた小説です。

 

「怖い」のは、幽霊の出現ではなく、どうしても消えない人の想いなのではないでしょうか。

 

舞台は京都、六道の辻と蓮台野。

東京から京都にやってきた「幽霊が見えないけど、見たい」女流作家と、京都に代々住み墓守の家の「幽霊が見える墓守娘」の二人の女が主人公です。

 

よろしくお願いします。

 

 

販売ページはこちら。

 

 

 

 

2013年10月12日
仕事情報

東京国立博物館、京都展

 数日、東京に滞在して昨夜戻りました。

 編集さんたちと打合せしたりご飯食べたり、新刊インタビューやらサイン本つくったりとか。

 メディアファクトリーさんに初めて行ったのですが、お世話になっているAV制作会社・アテナ映像さんの近くだったのはびっくりした。

 合間に少しだけ時間ができたので、上野の東京国立博物館に行ってきました。

 お目当ては「京都展」。

 

 京都から東京に来て京都展て! と自分でツッコミつつ、とてもよかったです。

 特に竜安寺の石庭の四季の美しさは何時間でも観ていたいぐらいだった。

 

 日本の国立の博物館は四つです。東京と九州と京都と奈良。

 東京国立博物館は、今年に入ってから、仏教に詳しいライターの門賀美央子さんに案内してもらいました。(贅沢!)

 法隆寺館の存在とかそれまで知らなんだけど、素晴らしいですね、あそこは。image

 

 

2013年10月12日
ブログ

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