花房観音 -Hanabusa Kannon-

知恩寺の手作り市

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昨日は朝から病院に行って(三時間待たされて疲れた)そのあとで知恩寺の手作り市に行きました。

たまに間違える人いるんだけど、知恩院と知恩寺は別の寺です。

知恩寺で毎月15日に開催される手作り市はレベルの高さにびっくりですよ。

 

私が普段身に着けてるアクセサリーはほぼ、ここで購入しています。

 

今回は雨のためにゆっくり見ることができず残念。

上記が戦利品です。

歌舞伎のやつは「市川團十郎さんです」とお店の人に教えてもらいました。

 

そういえば、私、團十郎さんの最後の舞台、観てるんですよね。

昨年の南座の顔見世、中村勘三郎さんの襲名披露公演だったんですが、途中、口上で、團十郎さんの力強い声での、勘三郎さんへの追悼の言葉、残された息子さんたちへの愛情の籠った言葉に涙がこみ上げてきました。

そして、團十郎さんの弁慶と、坂田藤十郎さんの義経の名演を観て……。

 

團十郎さんが体調不良で入院されたのは、その日の夜でした。

そして翌月、亡くなられたのです。

 

 

2013年10月16日
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「蛇行する月」  著・桜木紫乃

10/16発売の桜木紫乃さんの新刊「蛇行する月」を一足先に読みました。

 

釧路の高校の同級生の女たち、それぞれの「幸せ」のドラマです。

 

自分は幸せじゃないと、つい人を羨んでしまうあなたに、読んで欲しい。

 

幸せというのは、よくわかりません。

他人から見て恵まれて幸せそのものじゃないか、何もかも手に入れているじゃないかというような人が、ふいに命を絶って、周りを驚かせることもある。

よくもまあ、あんな状態で生きていられるね、逃げ出さないねという環境にいる人が、「幸せ」とにこにこ生きていたりもする。

 

私は二十代の時に、幸せというのは遠いもので自分には永遠に手に入らないものだと思っていました。

だから生きていてもしょうがないから、三十歳ぐらいに死ねたらいいなと思っていました。

自殺するという意味ではなく、(そんな勇気も覚悟もなかったので)誰かが殺してくれたらいいな、事故にあったらいいな、ぐらいのゆるやかな破滅願望です。

 

三十歳以降の自分というものが想像もつきませんでした。

 

今、思えば、悪夢のような生活でした。

 

そのあとも、積極的に生きようと思うようになったのは、ごくごく最近のことで、それまでは死ねなかったから生きてるようなものでした。

けれど、死に損なって生きて、幸せになりたいと思うようになりました。

 

今は、どうなんでしょうか。

よくわかりません。

結婚して、やりたい仕事で収入も得て、好きな場所に住んで―ー私は恵まれています。

幸せだと思います。

幸せじゃないというたら、怒られるぐらい。

 

けれど、満足はしていない。満たされてはいない。

飢餓感でいつも苦しい。手を伸ばしてあがいてあがいて己の欲の果ての無さが、つらい。

 

満たされないということは、幸せではないのではとも、考えます。

それならば私は全然、幸せじゃない。

 

けれど、満たされて、欲することをやめてしまうなら、小説は書けなくなる。

それならば幸せじゃなくてもいいのかもしれない。

 

 

「蛇行する月」

 

2013年10月15日
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勝谷誠彦SHOW

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(前回からの続き)

 

女流作家らしく着物で……向かった先は神戸、ポートピアアイランドにある、サンテレビです。

兵庫、大阪を中心に放映されているテレビ局なので、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

兵庫県出身の私としては、非常になじみの深い局です。

 

なんでかというと、昔、サンテレビの土曜の深夜枠で、エロい番組よくやってたんですよね。

AV女優がわんさか出てきた村西とおる監督の番組とか、鶴光師匠の「おとなの子守歌」とか……。

ちなみに「おとなの~」はちょっと前に復活して、放送作家のうちの夫が構成に参加してた時期もありました。

 

CMがラブホテルとかだったから、それも「オトナの世界」を垣間見られたんですよね……(遠い目)。

 

まさかそこに自分が登場するとは夢にも思わず……。

 

幾つかニュースにもなっていましたが、10/12よりサンテレビのこの「お色気枠」にて、勝谷誠彦さんの冠番組がはじまっております。

そのまんまタイトルは「勝谷誠彦SHOW」で、勝谷さんがゲストとトークをしたり、お店の紹介などをする番組です。

第一回のゲストは、ベストセラー作家でもあり、探偵ナイトスクープの作家でもある百田尚樹さんでした。

そして10/19放送予定の第二回のゲストに、私が呼ばれていったのでした。

 

勝谷さんとは東京で以前に一度、お会いしています。

お互い、東良美季さんというライターさんのファンだということで、東良さんを交えて飲みにいき、また、関西の情報誌「Meets Regional」で共にコラムを連載しています。

そんなこんなの御縁で、私が呼ばれることになったのでした。

 

トークは、バーで、「売れない雑誌の編集長」という設定の勝谷さんとアナウンサーの榎木麻衣さんが、ゲストに話を聞くという設定で行われました。

テレビのセットだから、そんなにお酒はないだろ……とか思っていたらびっくり。ものすごく充実していました。

私は締切明けで、二日間で三時間しか寝てないような状態だったのもあり、解放感だかなんだか、ついぐびぐびと本当に日本酒を飲んでしまい、酔っ払って……。

 

何を話していたのかは、番組をご覧ください。

ちなみに京都では観られないです。自分の酔っ払った姿とか観たくもないから、ちょうどいい……。

うちの地元にはモロ観られてしまうけど!

 

番組のHPはこちらです。

 

 

 

 

2013年10月14日
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