元立誠小学校シアター
昨日の記事、映画「立候補」が27日から上映されるのがこちら、元立誠小学校の中のシアターです。
行ってみてびっくりの手作り感満載の劇場です。
立誠小学校の「立誠」は京都府二代目知事の槇村正直によりつけられたものだそうです。
この槇村正直は新京極などを活性化させ、明治の京都の発展に尽くした方で、もともと長州藩士です。
今の京都が文化都市として存在するのは、この方のおかげと言っても過言ではありません。
またこの場所は映画発祥の地でもあり、昔は土佐藩邸があったところです。
京都の古い小学校はとても立派な建物が多いので、今、廃校になったあとでも様々なことに使われています。
何故、立派な建物が多いかということも槇村正直の政策と関係しているのですが、その話は長くなるから省略。
立誠小学校の前には高瀬川が流れています。
江戸時代に豪商、角倉了以により作られた運河です。
森鴎外の「高瀬舟」の舞台でもあります。
木屋町のあたりは幕末の史跡が多いので、幕末好きにはたまらないですね。