平泉に行ってきた⑩
ざっと拝観して、バスが来るまで時間があったので、ぼーっとしていたのですが、小説家になる前、貧乏バスガイド時代に休みの度にこうしてお寺や史跡巡りをしていたことを思い出した。
まるで、この四年が夢で、目が覚めたら、またそこに戻るんじゃないか、なんて。
でも、本当に、たまに思うんです。
今の私は夢で、現実ではないと。
2014年9月13日
ブログ
ざっと拝観して、バスが来るまで時間があったので、ぼーっとしていたのですが、小説家になる前、貧乏バスガイド時代に休みの度にこうしてお寺や史跡巡りをしていたことを思い出した。
まるで、この四年が夢で、目が覚めたら、またそこに戻るんじゃないか、なんて。
でも、本当に、たまに思うんです。
今の私は夢で、現実ではないと。
村山由佳さんの「花酔ひ」の解説、こちらで読めるようになりました。
愛とか恋とか結婚とか不倫とか、そういう言葉の枠に留めることができない、美しく、引き裂かれる痛みを伴った「心」が描かれた小説です。
生きていることを実感させてくれるのは日常で遭遇する喜びよりも、痛みを伴う悦びだと思うんですよ。
だから人は恋愛するんだと思います。
いつか終わり、引き裂かれるような別れが待ち受けていると知っていても。